オーガニック食品と言われて、すぐにどのような食品なのか答えられる方は少ないかもしれません。
この記事ではオーガニック食品はどんな食品なのか、そのメリットについてご紹介します。
オーガニック食品とは
オーガニック食品は、有機食品と呼ばれることもあります。
農薬や化学肥料に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産された有機農産物と有機畜産物をはじめ、これらを原料にして製造された有機加工食品のことを、オーガニック食品または有機商品と呼んでいます。
どのように生産されるかというと、化学的に合成された農薬や肥料を使わず、堆肥や油かす、魚粉などの有機肥料を用いたり、合鴨農法などによって害虫対策を講じたりするなどの有機栽培が基本です。
農産物を収穫した後に残った葉や藁などを家畜の飼料とし、その家畜の糞で堆肥を作り、その堆肥で農産物を育てるような循環農法も、オーガニック食品の生産工程のひとつです。
オーガニック食品は体にやさしい
農薬や化学肥料は大量生産時代の安定供給に欠かせないものとして、主に戦後に使われるようになりました。
農薬は認められた以上に使われると、人体に影響が出ます。
人が死ぬほどの劇薬であり、病害虫の殺虫に瞬時に効きます。
もっとも、農薬や化学肥料は体にとっては異物なので、体の弱い人は代謝できずに体内にため込み、アレルギー症状が起きたり、発疹や痒みなどに悩まされたりする方も少なくありません。
アトピーも、農薬や化学肥料が原因のひとつと言われています。
これに対して、オーガニック食品は口にできるものや、自然界に存在する安全なものをベースにした肥料や農法で作られているので、洗わなくても食べられるほど安心の食品です。
そのため、人間の体にもやさしいです。
オーガニック食品は環境にやさしい
農薬や化学肥料は自然界には存在しない化学物質なので、土壌汚染や大気汚染につながったり、酸性雨などの原因になったりするおそれもあります。
一方、オーガニック食品は有機肥料を用いたり、自然農法で作られたりします。
栽培した農作物の葉や皮、藁などが家畜のエサとなり、家畜が出した糞から堆肥が作られて畑にまかれ、農産物の栽培にあてられるなど循環型の農法ができるのもメリットです。
無駄をなくし、環境に負荷をかけず、環境にやさしいのもオーガニック食品のメリットです。
まとめ
オーガニック食品とは農薬や化学肥料に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくして生産・加工された食品のことです。
体にやさしく、環境にもやさしいというメリットがあります。
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