持続可能な開発目標とは何なのかご存じでしょうか。
テレビなどで聞いたことはあるけれど、何のことだかわからない方のために、持続可能な開発目標についてご案内します。
持続可能な開発目標とは
持続可能な開発目標とは、いわゆる「SDGs」を指します。
SDGsのほうが馴染みがあるかもしれません。
人がこれからも持続的に成長を遂げていくためには、自然環境との共生をはじめ、世界の人々が平和で平等で尊重し合いながら生きていくことが必要という考えのもと、世界で取り組んでいくべき目標が定められました。
現在、17種類の開発目標が掲げられています。
17の開発目標
17の開発目標は、以下のとおりです。
1.貧困をなくす
2.飢餓をなくす
3.すべての人に健康と福祉を
4.すべての人に質の高い教育を
5.ジェンダー平等の実現
6.世界中に安全な水とトイレを
7.全世界にクリーンなエネルギーを
8.働きがいと経済成長の両立
9.産業と技術革新の基盤づくり
10.人や国の不平等をなくす
11.住み続けられるまちづくり
12.つくる責任とつかう責任
13.気候変動に対する具体的な対策
14.海の豊かさを守る
15.陸の豊かさを守る
16.すべての人に平和と公正を
17.パートナーシップで目標を達成する
このように幅広い目標が定められ、世界の人々、企業、国がそれぞれのレベルでできることから取り組むことが求められます。
具体的な取り組みの例
SDGsという言葉や実際の取り組みが身近なところで、見聞きされるようになりました。
たとえば、海洋プラスチックの削減のためにプラスチックの使用を減らしたり、レジ袋が有料になったり、マイバッグが推奨されたり、海岸の清掃活動などをおこなうことは、持続可能な開発目標の14や12などに該当します。
地球温暖化防止のために二酸化炭素の排出量を減らすべく、太陽光発電などの再生可能エネルギーを利用したり、マイカー通勤から自転車通勤に切り替えたり、ガソリン車から電気自動車などにシフトする行動は13や11、7などの持続可能な開発目標に当てはまります。
国では具体的な数値目標を定め、企業でも積極的な取り組みがなされていますが、個人レベルではできることから少しずつ取り組み、その輪を広げていきたいものです。
まとめ
持続可能な開発目標とは別名「SDGs」とも呼ばれ、世界の人々が地球環境と共生し、互いに尊重し合いながら、持続的な成長を遂げていくために定められた目標のことです。
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